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ロックンロールナイト COVER MAXI SINGLE
01.ロックンロールナイト 
02.
蟻の群 
03.
光のコンパス

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EVENING LEAF
DDCZ-1362


2006.11.08発売

 今年に入って塚本晃、三輪雅也、伊藤孝喜の三人により結成されたNOWHEREが、アルバム 『 こりもせず俺達は雑草を踏みつぶして歩く 』 の次に届けてくれた今回の新作は、3曲入りのカヴァー集。タイトル・トラックは佐野元春の代表曲で、他の2曲は90年代前半に塚本が活動していたHEAVENにおいて当時のパートナーである中村敦が書いた楽曲のリメイクである。
 しかしそうした先入観を抜きに本作を聴いてみると、実はこの3曲は“移動”という共通したテーマを持つ歌ばかりだ。「ロックンロールナイト」で“今夜こそたどりつこう”とする主人公は、“荒野を進む蟻の群”の一員かも知れないし、“北極星に導かれ夢を見ている”のかも知れない。
 楽観も悲観もせず進むのみ。そうした心境は、あえてグループ名義で活動を開始したタイミングで、HEAVEN時代の楽曲も歌っている塚本の胸中そのものではないだろうか。


Text by 志田歩

こりもせず俺たちは雑草を踏みつぶして歩く FIRST ALBUM
01.NOWHERE
02.風来
03.本当は何も知らなかった
04.プリズム
05.風を追う
06.或る奇跡
07.エンドレスリピート 
08.伝言
09.struggle
10.旅に出よう
11.希望


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EVENING LEAF
DDCZ-1258

2006.05.24発売

 何気なく聴き流す音楽に怠惰な日常を補完してもらいたがる人に、このNOWHEREのアルバム 『 こりもせず俺たちは雑草を踏みつぶして歩く 』 はお勧めできない。カラ元気で自分をだましたい人にも、このアルバムはお勧めできない。
 かつて 「 ぼくが真実を口にすると ほとんど全世界を凍らせるだろうといふ妄想によって ぼくは廃人であるそうだ 」 という詩が流行った季節があるが、このアルバムには、そんな妄想さえも拒むほどの逞しい諦観に貫かれつつ、真実を口にしようと立ち向かう者の歌が収められている。
 この世界の物語の終わりを見届けることができる者は、どこにもいない ( NOWHERE ) 。生まれ落ちた者は、いずれ死にゆく定めにあると誰もが知っているが、それにもかかわらず、血液は体を駆けめぐり、雑草を踏みつぶして歩くしかない。身も蓋もない諦観から目を逸らさぬ者にだけ、本作ラストの 「 希望 」 は、確かなものとして響くだろう。

Text by 志田歩





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